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2022.03.12掲載
熊本県施策審議会はオンラインにて実施
令和3年度第2回熊本県障害者施策推進審議会
県障害者施策推進審議会の様子
聴覚障害者関係では【令和3年度の主な取組】に「◆視覚・聴覚に障がいのある人に対し、県広報誌の点字版・デイジー版(音声)の作成や、県政テレビ番組への字幕挿入、知事会見における手話通訳等を実施する。」、「◆手話言語の普及及び障がいの特性に応じた意思疎通手段の利用促進に関する条例を制定する。」があります。この2件のうち後者の「「◆手話言語の普及・・・」は、『熊本県手話言語条例』のことです。『熊本県手話言語条例』については、担当の方から主旨説明がありました。その他【数値目標の制定状況】に手話通訳者養成修了者が1,211となっていますが、実際現任として活躍いただいているのは200人足らずのようですので、考えさせられました。法人としては、今後、県の施策と照らし合わせて会員や手話関係者と共に取り組む必要を感じています。
2022.03.12掲載
九聴連理事役職決まる
よろしくお願いします
九州聴覚障害者団体連合会役員体制(2022~2023年度)
名誉理事長 安藤 豊喜(宮崎県・留任)
参 与 松永 朗(熊本県・留任)
理事長 中村 稔(佐賀県・留任)
副理事長兼事務局長 太田 陽介(福岡県・留任)
会計部長 寿福 三男(鹿児島県・新任)
組織部長 山本 秀樹(福岡県・留任)
福祉労働部長 吉野 幸代(福岡県・留任)
手話対策部長 富永 悟子(長崎県・留任)
教育文化部長 堀田 享志(宮崎県・新任)
体育部長 福田 九(熊本県・留任)
事務局長付 日置 太皇(鹿児島県・新任)
高齢部長 黒仁田 利治(佐賀県・留任)
女性部長 大堀 信子(福岡県・新任)
青年部長 穐田 誠(福岡県・新任)
監 事 木崎 一利(大分県・留任)
監 事 東 禎(熊本県・留任)
議 長 荒木 宏彦(長崎県・留任)
事務局 福岡県聴覚障害者センター
全日ろうあ連盟役員理事立候補 太田 陽介・吉野 幸代
全日ろうあ連盟役員議長立候補 富永 悟子
全国手話研修センター後援会(九州担当)福田 九・富永 悟子
日本手話研究所九州班長 山本 秀樹
第59回全九州ろうあ者スポーツ大会
2022.01.30掲載
今回初のオンライン会議
九州聴覚障害者団体連合会評議員会
試行錯誤のオンライン評議員会
議題は、①令和3年度事業報告、②令和3年度会計中間報告、③令和2年度会計決算報告、④令和4年度事業計画案、➄令和4年度予算案、⑥提出議案の採択、⑦大会宣言案と大会決議案、⑧その他ですが、今回は時間制限があり、⑥提出議案の採択と任期満了に伴う役員改選のみ行なわれ、残りは3月26日(土)に引き続き行われます。
令和4年度運動方針には、⑴県・市町に対して手話通訳等情報保障の無料化、広域派遣の定着、⑵手話通訳者・士の育成に係る講師の養成、⑶今後を見据えた関係団体との協力体制の構築、⑷国内法の整備と国連の障害者権利条約批准により、障害者総合支援法の充実化、⑸災害時の聴覚障害者支援体づくり、⑹国の手話言語法制定及び九州各県に制定を、などがあげられています。終わりに、「誰一人取り残さない」という理念をあげている「SDGs(持続可能な開発目標)」の17目標を2030年までに達成をし、新時代に向けた連盟の目標と共に取り組むことをあげています。
コロナ禍でも「九州はひとつ」を合言葉に試行錯誤
中村稔九聴連理事長の挨拶
開催地元の鹿児島、大久保会長の挨拶
オンライン評議員会についての説明をする太田陽介九聴連事務局長
進行議長の説明に注意して質問、意見を交え議論を深める
郵便による投票の結果をオンラインによる開票作業をして発表。(開票地:鹿児島)
理事改選の結果、役職などにつきましては九聴連事務局から届き次第、熊ろう福祉にてお知らせします。
九州聴覚障害者団体連合会行事確認事項
■第59回全九州ろうあ者スポーツ大会
2022年5月21日(土)~22日(日)/長崎県大村市
■第70回全九州ろうあ者大会
2022年9月2日(金)~4日(日)/佐賀県佐賀市
■第49回全九州手話通訳者研修会
2022年9月3日(土)/佐賀県佐賀市
2022.01.30掲載
おめでとうございます
荒尾手話サークル 厚生労働大臣賞受賞
熊本県手話サークル「わかぎ」荒尾グループが、ボランティア功労者として厚生労働大臣賞を受賞しました。1月12日(水)、浅田俊彦荒尾市長から荒尾わかぎ代表の松下さえ子さんに表彰状が手渡されました。1月13日の熊日新聞13ページに報道記事があります。今後の更なるご活躍とご発展をお祈りし、お知らせいたします。
2022.01.30掲載
日向灘震源による地震情報
1月22日(土)午前1時9分日向灘震源による大分、宮崎、熊本で地震がありましたが、聴覚障害者関係者に家屋崩壊・負傷など大きな被害を受けた情報は、1月24日現時点ではありません。皆さん何事もなく無事のようです。
2022.01.30掲載
明けましておめでとうございます。
今年のお正月は、いかがでしたか。家族の皆様それに離れ離れの兄弟姉妹の皆さんも一堂に会して、佳いお正月であったと思います。
令和3年は、後半からコロナ感染者数は減り、年末にはオミクロン株が出始めましたが、熊本は感染者ゼロがつづき、ホットしているところです。協会としましては、コロナ禍で会場使用中止などがあり、事業計画は予定通りにできなかったこともありました。こうした中で、唯一希望が持てたのは熊本県の手話言語条例(熊本県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関する条例)の制定です。熊本県は3月までに成立させ、4月1日施行を目指して取り組んでいただいております。
令和4年は、熊本市の手話言語条例と併せて聞こえない人・聞こえにくい人と聞こえる人たちとともに取り組んで、住みよい明るい社会作りになることを期待しています。大切なのは、聞こえる、聞こえない関係ではなく、全ての人たちと条例の主旨と目的を理解していただき一丸となって取り組んでいただくことです。
このことを理解いただき、令和4年もまた、皆さまのご協力をお願いいたします。
令和4年 元旦
2022.01.30掲載
京都より視察団来所
12月18日(土)の午後、社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会から、大地震想定の事業継続計画にかかる視察がありました。職員4名と佛教大学講師1名を含め計5名です。熊本に来たのは、6年前(2016年)に起きた熊本地震時の取り組み等を視察するためです。ろう協から松永朗理事長・一條眞理子理事・情提センターから小野尚寿所長と職員の岡康之が出席し、質問に応じて地震発生当時の取り組みを説明しました。
2022.01.30掲載
きれいになりました
和室の障子も張り替えてきれいになりました
また高齢部の方には、年間を通じて水前寺聴障センターの男子トイレをはじめ、和室や研修室の掃除機かけ、新型コロナ対策「ドアノブやテーブルなどの消毒、拭き取り等していただきました。厚くお礼申し上げます。
2022.01.30掲載
海で遭難に遭ったときは
海上保安庁ネット118講習会・熊本会場開催
パワーポイントや手話通訳で分かりやすく
具体的なパンフレット等を有効に活用
海上保安庁の「ネット118」とは、海で釣りや泳ぎなどで遭難したとき、保安署に救援を頼むときの連絡先のネット番号です。午後1時半から海上保安庁の活動の紹介から説明が始まり、遭難したときの救援活動システムの説明がありました。続いて質疑応答があり、中休みを終えて、スマホ設定方法が担当者の指導により行われました。スマホに設定した参加者をモデルに、操作方法の実習が映像放映付で行われました。これで操作方法も理解できたものと思います。
遭難に遭い、助けを呼ぶ場合は遭難している場所(北緯何度・南緯何度)船の名前・人数などを付け加えて知らせること。参加者の写真活用についての質問に応えた内容に、遭難した場所近くに山・建物・その他分かりやすい物があるのがよいとの話でした。その他に、海に行くときは、海のどこに行く。誰・誰と行く、何時に帰る予定など家族に伝えておくこと。また、必ず浮チョッキ―を着用すること。など注意の説明もありました。
皆さんも、海に行くときは、遭難に遭った時の準備も万全にして行ってください。ろう運動のおかげで、ろう者向け救援施策が行われていることもご理解ください。
2022.01.30掲載
第2回評議員会
令和3年(2021年)度、第2回定例評議員会を、令和3年12月5日(日)午前10時から午後3時まで、水前寺聴障センターで開きました。令和3年(2021年)度第2回評議員会は、4年の任期を終えて、新たに選出された評議員と監事、それに2年の任期を終えて、新たに選出された理事により行われました。
主な議題は、一般財団法人 全日本ろうあ連盟及び九州聴覚障害者団体連合会提出議案の採択です。3件の議案が出されましたが、このうち2件は既に取組の最中であり、1件は、内容は悪くないが具体的なデータ作成と調査が必要とのことで、来年改めて調査結果を添えて再提出となりました。
2022.01.30掲載
生活習慣病、糖尿病とは・・・?
イラストを使ってわかりやすい工夫を
学習会の様子
学習会では手話通訳だけでなく、要約筆記もあり、専門用語が多く、ホワイトボートにはキーワードや用語をあらかじめ書いておき、確認しながら進めました。意外といろいろな質問があり、予定時間を30分を超えて終えました。参加された方お疲れ様でした。お体に留意してお過ごしください。
2021.12.26掲載
熊本県施策審議会に要望
熊本県手話言語条例制定に関して陳述
熊本県施策審議会の様子
述べた内容は、①終戦直後、私たち聞こえない者・聞こえにくい者の福祉は、聞こえない者・聞こえにくい者の手でと、ろう者協会を立ち上げたこと。この時の願いとして、手話はコミュニケーションだけではなく、思考するもの、生きるための命であり「言語」であることを社会に広く理解していただき、手話言語を共有し共存社会にすること、②しかし、社会からは長いこと理解されなかった。聞こえにくい者たちはこれでも手話言語を守り、発展させて現在の姿にしたこと、③手話通訳者が生まれて、手話通訳者の活躍により、手話言語は理解を広めたこと、④国連の障害者権利条約に「言語に手話を含む」となり、日本では障害者基本法に「言語に手話を含む」となったこと、⑤手話言語条例の制定が全国各地に広がってきていること、⑥熊本県の手話言語条例は、手話言語だけではなく、コミュニケーションに配慮を必要とする人たちも対象にしていること、などです。他に、熊本県の担当者から、熊本県の手話言語条例の内容の説明が行われました。
最後に、審議員の1人から、『我々も「美味しい」「ありがとう」くらいの手話を身につけて使いましょう。』と提案があり、一條眞理子理事が指導にあたり、覚えていただきました。帰り際、委員の皆さんから手話で「ありがとう」と言われました。
熊本県手話言語条例を成功させよう!
熊本県施策審議会では、活発な意見等が出されました
「手話言語」、「コミュニケーション」、「意思疎通支援」など…
2021(令和3)年11月4日(木) 熊本テルサ(熊本市中央区水前寺)
会場の熊本テルサ(熊本市中央区水前寺)
進行について説明する県職員
手話言語について説明する松永朗理事長
「おいしい」の手話を教える一條理事
説明を聞き入る施策会議関係者の方々
「ありがとう」の手話
ミニ手話講習の様子。県職員の方も一緒に
2021.11.20掲載
今年は熊本会場に
58名が挑戦
第16回全国手話検定試験熊本会場
手話の読み取り試験の様子
今年はコロナ渦が減少しつつあった時期でしたが、昨年に引き続き、受験者をはじめ面接委員やスタッフも手の消毒、非接触温度測定など対策を徹底して行いました。試験は、5級・4級・3級は、手話の読み取り、手話表現、質疑応答ですが、2級・準1級・1級は、手話の読み取り、手話表現、質疑応答のほかに、筆記試験があります。
手話検定試験は、聴覚障害者も受験できます。しかし、新たな手話も問題に出てきますから、新たな手話も取得しておくことをおススメします。1級に合格したから、手話技能は一流ということにはなりませんし、手話通訳技能試験(手話通訳士試験)合格者とは異なることを理解しておいてください。
手話検定試験は手話を学び、自分の手話能力を知り、喜びを感じると共に、広く国民に手話を普及していくことが目的でもあります。手話を学んでいる人たちにも来年受験できるよう温かく励ましてください。
手話検定試験お疲れ様でした!
(第16回全国手話検定試験・熊本会場)
5級・4級:10月 9日(土)
3級・2級:10月10日(日)
準1級・1級:10月16日(土)
手話を学び、検定試験に挑戦した皆様、お疲れ様でした。
来年もさらに格上げを目指し頑張って行きましょう。
1級会場(5名)
準1級会場(6名)
2級会場(8名)
3級会場(13名)
4級会場(8名)
5級会場(18名)
2021.10.09掲載
熊本県条例素案を検討
熊本県手話言語条例検討委員会開催
熊本県手話言語条例検討委員会の様子(熊本テルサ)
とくに全体会はコロナ対策で蜜を避けるためこれに見合う会場確保が困難でしたが、聴障センター前のホテル熊本テルサのみ使用できました。
素案に対して出された主な意見は、①前書きの内容は、情報・コミュニケーション法(仮称)の内容があり、これによって肝心の手話言語条例の表現が弱い感じがするので手話言語条例の趣旨を前面に出すよう変更すること。
②教育に関する条項は、義務ではなく努力義務になっている。これではろう学校等で聴覚障害児者が手話による教育が充分に受けられなくてもよいことになるので、手話言語能力を有した教職員の手話言語による教育が受けられるように義務付けにすること。
③その他、学校等における聴覚障害児者、保護者教職員等の手話言語取得の機会の保障と支援、社会における乳幼児から保護者又は家族の支援、情報提供を行う体制の整備等々です。
以上の手話言語条例検討委員会の意見書は、9月22日、熊本県の担当部課に提出しました。今後は、私たちの意見がどこまで反映されるか注視していく必要があります。とにかく、納得のいく条例になるよう頑張ります。
熊本のろう者、手話関係者の
祈願成就まであと一息!
熊本県手話言語条例検討委員会では、活発な意見等が出されました
「『手話の獲得』を入れて欲しい」、「成人ろう者の手話の学び直しの機会を」など…
会場の熊本テルサ(熊本市中央区水前寺)
松永朗検討委員会委員長の挨拶
東俊裕検討委員会委員の意見
三密を避けて行われました
2021.09.05掲載
九州初の津波フラッグ訓練
天草白鶴浜海水浴場で
実物のフラッグを使って説明している様子
避難フラッグは、〝津波警報等は、テレビやラジオ、携帯電話、サイレン、鐘等、さまざまな手段で伝えられます。これらに加え、視覚により伝える方法として、令和2年6月に「津波フラッグ」が定められました。「津波フラッグ」は、海水浴場等において、聴覚に障害のある方や、波音や風で音が聞き取りにくい遊泳中の方などに津波警報等の発表をお知らせする際に有効〟とされたものです。津波警報等は、前述のとおりテレビやラジオ、携帯電話等知ることができますが、海岸で「津波フラッグ」を見かけたら、速やかに避難してくださいと言うことを広く理解を広めるために行われたものです。
白鶴浜海水浴場。この日は快晴。おだやかな海の景色でした。
会場では、「津波フラッグ」の主旨説明が行われ、その後、実際に「津波フラッグ」を見て、避難する訓練が行われました。ろう者も参加して、実際に避難訓練を経験しました。熊本地方気象台の積極的なご協力とご指導に感謝いたします。今後、海水浴や潮干狩りなどで海に行った時等、活かせるように全国的に周知徹底を努める必要があります。
熊本気象台の方より、丁寧に説明を受けている様子
2021.08.14掲載
共生社会の実現に向けて
KDFオンライン総会
リモートによる総会の様子
総会では、令和2年度の事業報告と決算報告、令和3年度事業計画案と予算案が提案通り承認されました。総会終了後引き続き熊本県の担当者から第6期熊本県障がい者計画「くまもと障がい者プラン」についての説明がありました。簡単に紹介します。第1章 計画の基本的な考え方に、Ⅰ目指す姿「障がいのある人もない人も、一人一人の人格と個性が尊重され、社会を構成する対等な一員として、安心して暮らすことのできる共生社会の実現」、Ⅱ基本理念「◆障がいのある人もない人も『ともに生きる』社会、◆自ら選択・決定・参画の実現 ◆安心していきいきと生活できる環境づくり、Ⅲ重点化の視点「◆県民みんなで障がいの或る人への差別をなくす取り組み、◆地域で安心して生活できるための支援、◆家族等に対する支援、◆障がい特性等に配慮したきめ細かい支援、◆災害対策や感染症対策の充実による安心・安全の確保となっています。大事なのは、障害者自身が取り組みに参画することです。
2021.08.14掲載
令和3(2021)年度第1回評議員会
今年度は改選時期により新役員と組織改革
6月27日(日)10時から15時まで、熊本聴覚障害者総合福祉センターで令和3年度第1回評議員会を行いました。今回の評議員会は、評議員をはじめ監事及び理事の任期満了に伴う改選があり、関心があったと思います。
議題は、①一般財団法人 全日本ろうあ連盟評議員会報告、②令和2年度収支決算の承認です。令和2年度収支決算の承認は、監事の監査報告を含めて承認されました。①一般財団法人 全日本ろうあ連盟評議員会は、6月11日(金)と12日(土)の2日間、コロナによりオンライン方式です。提出された12議案と特別決議1件、計13議案は、保留1件を残し全議案承認されました。
主なものは次の通りです。「新しい時代のろうあ運動を目指して」「第5回デフバレーボール世界選手権日本開催」「第2回世界ろう者水泳短水路大会日本開催」「優生思想を根絶する運動を強化する」があります。保留となったのは、「連盟(JFD)クレジットカードの導入」です。③評議員・監事・理事の任期満了に伴う改選です。
改選の結果は、評議員立候補者は定数以下の18名、監事は定数通り2名、理事は定数以下の8名でしたので、それぞれ信任採決を以て行いました。
新代表理事に松永 朗氏に内定
福島 哲美氏は、家庭の事情で理事長職を全うできないことを理由に代表理事辞退を表明、協議の結果、松永 朗氏に代表理事になってもらうことになりました。任期は2年です。現在法務局に手続き中です。
城南町、植木町は熊本支部に
従来からの懸案であった支部組織改革は、今回の第1回評議員会に於いて賛成多数で可決しました。熊本市の合併同様、行政区となり、わかりやすい支部組織となりましたこと報告します。今まで県中央支部に属していた熊本市南区城南町、県北支部に属していた熊本市北区植木町が熊本支部となりました。
なお、今後の課題として高齢化による会員数の減少をはじめ、熊本県内における役員活動の力量の格差などの拡大も考えられます。今までのろうあ運動を振り返り、「手話は言語」の合言葉のもと、研究、勉強してきたことに改善がみられていますが、ろうあ運動に携わった方、関係者に対する感謝の念をこめて、さらに組織の強化に努めます。
新代表理事就任のごあいさつ
この度、任期満了に伴う評議員・監事・理事の改選がおこなわれ、理事に再選いただきました。当選した理事により協議の結果、代表理事(理事長)に推されて代表理事を引き受けることにしました。任期は2年ですが、これからも支援鞭撻をお願いいたします。
過去には、昭和57年4月から昭和63年3月まで6年間理事長を務めましたことがあります。理由あって理事長職を穐田 誠也氏に途中から福島 哲美氏にお願いしたことは皆様もご存知と思います。今回はいろいろと事情があり、引き受けることにしました。
これからは熊本県内の聴覚障害者福祉のかじ取りを担うことになりますが、基本的には共生社会づくりに取り組んで行きたいと思います。長いこと尽力いただいた前理事長にお礼申し上げ、ごあいさつといたします。
代表理事退任のごあいさつ
平成18年4月から令和3年7月まで7期13年間代表理事を務めさせていただきました。今回は家庭の都合もあり代表理事(理事長)職だけは辞退させていただきました。この間、力不足で皆様の期待に応えることができなかったことも多かったと思います。しかし、皆様の温かい励ましと支えにより、大過なく無事努めることができましたことを、厚くお礼申しあげます。本当にありがとうございました。
代表理事(理事長)職だけは辞退させていただき、高齢部長としての役職は今まで通り担っていきますので、相変わりませぬご支援とご協力をお願いいたします。
新役員紹介
【理事(2021年度~2023年度)】
福田 九・一條 眞理子・松永 朗・東 禎・松本 幸造・酒井 亮(青年部)・時松 美由紀(女性部)・福島 哲美(高齢部)以上8名
【評議員(2021年度~2025年度)】
加藤 正浩・渡邉 雅信・山口 晃史・松原 静乃・樅田 和美・川北 哲司・松田 洋房・竹中 直樹・松本 明・坂田 義親・橋口 正史・横山 龍介・松本 弘樹・岡本 恭典・野田 尚子・綾垣 葵・中村 有紀子・梅田 正彦 以上18名
【監事(2021年度~2025年度)】
中村 裕生・水上 正美 以上2名
なお、評議員会終了後、直ちに当選した8名の理事及び当選した2名の監事を入れて10名で代表理事・理事の担当業務を選任する会議を開きました。
2021.08.14掲載
コロナワクチン接種 無事受けましたか
東京オリンピックは始まりましたが、新型コロナウイルス感染症は、なかなか治まりを見せていません。むしろ拡大もあります。心配は絶えませんね。6月と7月は、コロナワクチン接種を聴覚障害者も円滑に無事受けられるように取り組みました。協会としては連盟の指示に従い、支部を通して市町村に聴覚障害者向け配慮の要望を行いました。結果としては、市町村やその地の医師、保健所などのご協力により効果的に配慮いただいたと思います。
7月24日時点では、聴覚障害者からは大きな混乱や困ったことなどの情報はありません。みんなそれぞれ無事に接種を受けたものと思います。また、ワクチン接種を受けて、身体に違和感を訴えた話もありませんので、みんな無事と思います。会員の皆さんが自力でワクチン接種を受けた取り組みに感謝いたします。
コロナワクチン接種は、接種を受けたからコロナウイルス等に感染しないとは限りません。テレビニュースで、ワクチン接種したからとマスクを付けない場面の報道がありましたが、真似はしないでください。コロナワクチンは二度接種したから永久に一生安全ではありません。限りがあります。新型コロナウイルス感染症がある間は、常にマスク使用、手の消毒、必要のない外出と人と人の密接などは、今まで通り気を付けてください。
2021.08.14掲載
2021年度地域リーダー研修会
地域リーダー研修会の様子
今回は、菊阿支部は全国評議員会報告と重複してしまい参加はありませんでしたが、県北支部、熊本支部、県中央支部、県南支部、球磨支部をはじめ、青年部、女性部、県ろう者交通安全協会など23名の参加がありました。
地域で活動されている役員のなかには青年部や女性部、高齢部、県ろう者交通安全協会の役員を兼ねている方も少なくありません。それぞれが持つ専門性や情報を駆使して問題と課題の解決を目指したコミュニケーション技能及び実践力のが組織の強化につながります。ろう者の社会的孤立を防ぐ、文化的で健康な暮らしができるためにも相手の立場を考えて、さらに学習を積み重ねる姿勢が求められます。
研修会では、6月にオンラインで開催した(一財)全日本ろうあ連盟評議員会の報告を中心に、新しく採択された「新しい時代のろうあ運動を目指して」をもとにこれからのろうあ運動のあり方、模索、反省と振り返りを通して今後の方向性の確認をしました。参加された方々、お疲れ様でした。
2021.07.04掲載
オンライン会議
一般財団法人全日本ろうあ連盟評議員会
オンライン会議の様子
一日目の11日は、あいさつ行事と3つの分科会です。二日目の12日は、分科会報告と質疑応答と提出された12議案件と「優生思想による差別の根絶を求める」特別議案件の採決です。採決では12議案件のうち保留1議案件を残し11議案件と特別議案件は満場一致で採決されました。全ろう連のオンライン評議員会は、昨年度に引き続き二度目ですが、昨年はブロック毎の開催でしたが、今回は全国47都道府県をつなぐ方式でした。
採決された新たな事業として、①5年10年先を見据えた「新しい時代のろうあ運動を目指して」、②「第5回デフバレーボール世界選手権大会(2024年開催)、と③第2回世界ろう者水泳選手権短水路大会(2024年開催)の日本開催立候補があります。このうち5年10年先を見据えた「新しい時代のろうあ運動を目指して」については、専門委員会において審議されるものと思います。地方においても定められた指針に沿っての運動が必要になると思います。②と③は共にスポーツ大会ですが、2025年に予定しているデフリンピック日本開催を有意義なものにするためでもあります。
2021.07.04掲載
日本聴力障害新聞読者(2021年6月11日)
熊本は増加率全国第1位、10%up運動全国第1位!
いつもご協力いただき、ありがとうございます!
■日本聴力障害新聞読者獲得達成率(昨年度比増加率)
都道府県名 | 達成率 | |
1 | 石川県 | 172.4% |
2 | 鳥取県 | 133.6% |
3 | 熊本県 | 93.0% |
4 | 島根県 | 88.5% |
5 | 奈良県 | 86.6% |
6 | 京都府 | 78.9% |
7 | 宮崎県 | 78.4% |
8 | 三重県 | 76.5% |
9 | 福井県 | 73.3% |
10 | 福島県 | 72.9% |
■日本聴力障害新聞読者増加率ベスト3(昨年度比増加率)
都道府県名 | 拡大数 | |
1 | 熊本県 (102部) |
150.2% |
2 | 愛媛県 (11部) |
117.7% |
3 | 長野県 (11部) |
106.9% |
■日本聴力障害新聞10%up運動上位3協会(昨年度比増加率)
都道府県名 | 拡大数 | |
1 | 熊本県 | 113部 |
2 | 石川県 | 38部 |
3 | 兵庫県 | 24部 |
■季刊「みみ」読者増加率ベスト10(昨年度比)
都道府県名 | |
1 | 徳島県 |
2 | 茨城県 |
3 | 栃木県 |
4 | 福井県 |
5 | 長崎県 |
6 | 高知県 |
7 | 富山県 |
8 | 広島県 |
9 | 熊本県 |
午前の全体会は1台のパソコンを使って視聴しましたが、午後の分科会は3つに分かれて、3台のパソコンを使って参加しました。
大会スローガン
2021年度ろうあ運動決議
1.新しい時代に対応できる組織や運動を構築し、誰もが活躍できる社会を実現する
2.ろう者を含むすべての障害者の基本的人権を守る取り組みを求める
3.ろう者のいのちである手話言語を守り、「日本手話言語法」、「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション保障法」の制定を実現させ、真の共生社会の実現を求める
4.ろう児とその保護者が手話言語による教育を受ける機会を確保し、すべてのろう児が自身のアイデンティティを確立できるよう求める
5.ろう者の完全な社会参加をめざすべく、様々な分野の情報保障体制の強化を求める
6.ろう者の社会参加を促進させるため、社会資源の整備と就労支援を求める
7.緊急事態時にろう者に係る情報アクセス・コミュニケーション保障を充実・発展させるとともに、ろう者の命を守り安心して生活ができる社会整備を求める
8.創立70周年記念映画『咲む(えむ)』の上映運動を成功させ、加盟団体とともに組織の活性化を図る
9.2025年夏季デフリンピックの日本招致実現に向け、デフスポーツをさらに発展させる
10.世界のろう者と繋がり、国際協調を深めながら世界平和をめざす
「新しい時代のろうあ運動を目指して」(全文)
新しい時代の到来
すべての障害のある人のあらゆる人権と基本的自由を完全に実現し、権利と尊厳を保障する障害者権利条約は、それまでの「障害は個人にある」という医学モデルから「社会モデル」に転換し、「障害」と「障害のある人」に対する概念を大きく変える新しい時代の始まりを告げるものとなりました。
障害者権利条約の理念である「社会モデル」は「障害のない人を基準にした社会や制度こそが障害(障壁)を生み出しており、それを取り除くのは社会の責務である」としています。これこそが70年余前から私たちの先輩たちが掲げてきた理念であり、その理念のもとに、手話サークル・手話通訳者等の手話言語関係者、地域、自治体に関わる人々との連帯の輪を築き、粘り強く展開してきたろうあ運動は、まさに私たちの誇りです。
長年の間、きこえない人やきこえにくい人への差別や偏見をなくし、福祉向上に取り組んできたろうあ運動は今や、電話リレーサービスの法制化を始め、手話言語法や障害者コミュニケーション・アクセシビリティ保障法制定運動、2025夏季デフリンピック日本招致のように、福祉、言語、教育、医療、情報アクセシビリティ、スポーツ等のあらゆる分野において障壁を取り除き、社会を変革しようとしています。
そして2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、世界で起こる様々な問題に対して2030年までに達成すべき目標を定め、問題解決のために取り組むことを求めており、「教育、成長と雇用、不平等の是正、まちづくり、実施手段とパートナーシップ」等の目標において差別を撤廃することも含まれています。「誰一人取り残さない」という理念を掲げるSDGsと連動し、より多くの国民の皆さまと連帯して差別や偏見をなくしていく運動が求められています。それが「新しい時代」の運動です。
社会的障壁をなくすためには、社会も個人も変わらなければならない
いまだに、社会や多くの人々の心に、そして私たちにも「医学モデル」の考え方、優生思想が根強く残っています。例えば、きこえる人を指すものとして「健常者」や「健聴者」等という言葉を用いる、きこえない人やきこえにくい人に対しては、医学で用いられる聴覚機能を基準に、また音声言語が使えるかどうかで、「ろう」または「難聴」と呼ぶ、さらに「聴」という字は聴こえる、聴こえないの両方の意味で使われるにもかかわらず、「聴者」という言葉が聴こえる人を意味する使い方をされることがあります。
きこえない、きこえにくい人としてのアイデンティティや意思を尊重することなく、優生思想による価値判断を押しつけるのは、私たちの尊厳と人権を奪う事なのです。
音声言語である日本語を優位とする思想は、ろう教育にあっては口話法として長年、ろう者を苦しめてきました。音声言語の視点から「日本手話」と「日本対応手話」を区分し、その手話表現をする人をも区別するようなことは差別につながります。
私たちは、社会的障壁をなくすために、「医学モデル」の考え方による優生思想を根絶していく運動を進めていかなければなりません。
人は共に支えあって生きていくものであり、尊厳と権利はみな平等であり、一人ひとりの個性や言語、コミュニケーションの方法等、その多様性は尊重されるべきです。
その人が、自らをアイデンティティと意思をもって、「ろう者」または「難聴者」あるいは「中途失聴者」というのなら、私たちはそれを尊重しなければなりません。
そして手話言語は、私たちろう者の社会参加の広がりにより大きく変化し、その手話表現も多様となりつつあります。それは音声言語である日本語と同じように言語として必然の結果であり、手話言語が私たちと共に生きていることの証しなのです。
障害者権利条約で「手話言語」が音声言語と対等であり、言語として尊重及び推進することを求めていることをふまえ、これからは日本でも法令や公用文において、「日本手話言語(通称:手話言語)」と表記することを提起します。
私たちが率先して社会変革へ行動を起こそう
差別は、人権や民族、宗教、障害、性別等のあらゆる理由により、人と人との間や、地域、国としての社会構造において、一人ひとりの価値観や考え方において様々な形で現れる根が深く難しい問題なのです。
だからこそ、今、差別や社会障壁に直面し経験してきている私たちが率先して行動を起こさなければ、真の共生社会を築くことはできません。
全日本ろうあ連盟は、誰でも尊厳と権利が守られ、さらにろう者が誇りを持って、手話言語で生きることができる「誰一人取り残さない社会」を実現するために、先頭を切って取り組み、新しい時代を私たちの手で築くことをここに表明します。
2021.06.05掲載
ワクチン接種始まる
幸いに、翌日の5月7日(金)熊本市が意見を聴く場を設けていただきましたから、県ろう協から松永朗常務理事・熊本支部から松本弘樹会長が出席して、①聞えない人・聞えにくい人向けの受付体制が皆無。②聞こえる人に代わって電話をお願いできても、電話混線で待ってもらう必要があり、頼みにくい。③ファックス受け付けを設置し、また、意思疎通支援者と同伴で対面受付コーナを設けること。④接種会場には、手話通訳者・要約筆記者など意思疎通支援者を最低でも2名セットで配置すること。など、最低限の改善をお願いしました。
県内の市町村に要望書を送付しました
⑤聴覚障害者には、様々なタイプがあり、これに適した対応が必要であることも話しました。終了後、一般財団法人全日本ろうあ連盟から、ワクチン接種に係る市町村向け要望書のひな形が届きました。この中に意志疎通支援者も、施設授業員同様に優先的に接種が受けられるようにという要望が記されていました。5月10日(月)ひな形を参考にした要望書を熊本市障がい保健福祉課と感染症対策課に提出しました。
2021.06.05掲載
男子・福岡市、女子・鹿児島県が選出
第21回全国障がい者スポーツ大会(三重とこわか大会)聴覚障害者バレーボール競技九州地区代表
第58回全九州ろうあ者スポーツ大会(熊本)の前日に開催することになっていた第21回全国障がい者スポーツ大会(三重とこわか大会)聴覚障害者バレーボール競技九州地区予選大会(熊本県山鹿市・山鹿市総合体育館)は、中止になりましたが、九州地区代表選出の必要があるため、急遽オンライン抽選会を行いました。
女子は鹿児島県のみでしたので、自動的に決定しましたが、男子は鹿児島県、福岡市、長崎県(申込順)の3チームの申込がありましたので、福岡県聴覚障害者協会、長崎県立聴覚障害者センター、鹿児島県聴覚障害者協会の事務局をオンラインで繋ぎ、抽選の結果、福岡市に決定しました。男子は福岡市、女子は鹿児島県が第21回全国障がい者スポーツ大会(三重とこわか大会)聴覚障害者バレーボール競技の九州地区代表となります。
なお、今年9月に開催することになっている第55回全国ろうあ者体育大会(兵庫)のソフトボール競技の九州地区代表選出にかかる予選会は、6月中に福岡で実施することを計画しておりましたが、福岡のコロナウイルス感染拡大防止のため、会場の確保の見通しが立たず、5月30日(日)に申込5チームによるオンライン抽選会を開催することになりました。詳細につきましては、次号(7月号)にてお知らせいたします。
2021.06.05掲載
熊本県・市手話通訳者養成講座説明会
説明会の様子
熊本では、手話通訳士や手話通訳者の有資格者が少なく、また時代、社会情勢の変化もあり、半世紀にわたる手話奉仕員や手話通訳者の社会的ニーズに応じて対応ができるよう手話通訳者有資格者の研修研鑽の努力も必要です。本講座は、長年にわたって熊本の手話通訳者育成に携わってきた常務理事の松永朗氏が担当します。松永氏は、かつて全日本ろうあ連盟理事を務めました。現在は(社福)全国手話研修センターにある日本手話研究所の新しい手話の造語に関わる委員を務めています。氏が約半世紀にわたって蓄積した手話通訳の本質をはじめ、ろう者の文化的健康な暮らしができる環境の熟成に期待します。ご応援を宜しくお願い致します。
2021.05.23掲載
映画「咲む」鑑賞を楽しむ
一般財団法人熊本県ろう者福祉協会通常総会
福島哲美理事長の挨拶
福島哲美理事長のあいさつから始まり、これが終わったら直ちに松本幸造理事の進行で議事に入りました。令和2年度総括報告と令和3年度事業計画を松永朗常務理事が行い、令和2年度収支決算見込報告と令和3年度収支予算を一條眞理子理事がそれぞれ報告を行いました。有意義な質問もいくつかありましたが、担当者の回答で理解いただいたものと思います。最後に、2019年(令和元年)度、手話通訳者全国統一試験合格者4名へ合格証の授与が行われました。午後は、一般財団法人全日本ろうあ連盟が作った「咲む」の映画鑑賞です。普通は有料ですが、新型コロナウイルス感染症により大変な生活を余儀なくされた会員等へのサービスとして無料で上映しました。
全日本ろうあ連盟創立70周年記念映画「咲む」上映会の様子
皆、始終スクリーンに注がれていました。終了後、鑑賞者に評価を聞いたところ、「よい」映画であったとの回答をいただきました。新型コロナウイルス感染症の影響で大変なところがありますが「咲む」の映画上映は、支部地域でもできますから、沢山上映をお願いします。
2021.05.23掲載
2021(令和3)年度熊本県手話奉仕員養成始まる
2021(令和3)年度熊本市手話奉仕員養成講座が4月6日(火)から始まりました。熊本市手話奉仕員養成講座は、朝の部20名、夜の部19名です。朝の部は最初26名の参加申込がありましたが、コロナウイルス感染症拡大防止のため、最大の20名に制限して20名となりました。今年度は夜の部が19名の受講生のうち6名が男性の方です。女性が圧倒的多数を占める手話奉仕員養成ですが、男性のライフスタイルの変化と手話に対する理解の広まりとも考えられます。
玉名市手話奉仕員養成では15名の方が受講されています。なお、4月23日(金)に熊本県が「リスクレベル5(厳戒警報)」に引き上げられ、荒尾市手話奉仕員養成講座は「4月26日~当面の間」、休講することになりました。また合志市手話奉仕員養成講座では合志市在住のみの方に限定されるなど今後、各自治体の対応によって違ってきますので、各会場の担当者に確認をしながら進めていくことになりますが、ご協力をお願い致します。各会場で開講されている講座いずれも自治体の指示、確認をして講師、受講生に検温、座席表や健康状態の記載、開講時間中の換気、終了後の消毒等の掃除をして対応をしています。
2021.05.23掲載
第58回全九州ろうあ者スポーツ大会中止
令和3年度特別事業である5月8日(土)・9日(日)山鹿市カルチャースポーツセンター等で開催の第58回全九州ろうあ者スポーツ大会は、中止となりました。理由は、変異コロナを含めた新型コロナウイルスクラスター発生により特別警報「レベル5」に引き上げられ、開催か中止かについて実行委員会と九聴連に諮りました結果、参加選手・審判員・スタッフ等、皆様の安全を最優先に考えて中止と決定しました。長い間、寄付金のご協力、スタッフの申込など積極的にご協力いただきました、皆様には、厚くお礼申しあげます。なお、勝手ですが、賜りました寄付金は、保存して次期大会のために、お役に立たせていただきます。
令和3年4月23日
2021.04.06掲載
県ろう協の歴史とスポーツ手話を学ぶ
ボランティアリーダー育成研修会(県共募配分金事業)
窓やドアを開け、換気を徹底して開催
第一部「県ろう協の歴史」ではろう教育の始まりと、戦前の日本聾唖協会の存在と、活躍された人物などの紹介がありました。全国に聾学校が広がった時代、全国聾学校のスポーツ大会があり、活躍した熊本のろう者の紹介もありました。また、当時はろう者大会も行われていました。しかし、昭和19年ごろ、太平洋の戦況が激しくなり、大会開催や、組織活動は消滅したこと。終戦後は、皆さんご存知の全国のろう者たちが伊香保温泉木暮旅館に集って、ろう者の福祉はろう者の手でという今の一般財団法人全日本ろうあ連盟がスタートしたことなどの話が有りました。
第二部「スポーツ手話」では、今年5月8日(土)・9日(日)開催する第58回全九州ろうあ者スポーツ大会を見据えて、種目をはじめ、会期や会場、留意すべき事項などの話が有り、手話は地域とチーム選手たちが詳しいので8日の監督・主将と審判員会議の場で確認をするようにと話がありました。また、スポーツ競技中の手話通訳の注意も話されました。
2021.04.06掲載
令和2(2020)年度 第3回評議員会
令和3年3月21日(日)10時から午後3時30分まで、聴障センターで令和2年(2020年)度第3回評議員会を開きました。評議員定数17名のうち13名が出席しました。他に監事1名と理事8名が出席しました。議題は、①令和2年度総括報告の承認、②令和2年度収支決算見込の承認、③令和3年度事業計画案の承認、④令和3年度予算案の承認、⑤令和3年度通常総会開催計画案についての承認です。議事は、渕上由美評議員を議長に選任して進められ、前述の議案は全て承認されました。
今回も新型コロナウイルス感染症のこともあるので、「三密」を避けることを念頭に置き、研修室の窓とドアを開ける等の対策をして進めました。また5月8日(土)、9日(日)に開催する第58回全九州ろうあ者スポーツ大会inくまもと、及び第21回全国障害者スポーツ大会聴覚障害者バレーボール競技九州地区予選大会の運営、スタッフの募集や感染防止対策などの方向の確認を行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、飛沫防止 パーテーション・間仕切り、消毒や除菌等の資材の購入も考慮してカンパなどのお願いもしました。ご協力をお願い致します。なお、昨年に実験的に行っていた菊池市役所の手話通訳者設置も今年は年間通して利用できるようになりました。評議員の建設的な意見と議長の無駄のない進行采配で無事終わりました。
成功させよう!第58回全九州ろう者スポーツ大会in熊本
2021年5月8日(土)
・第21回全国障害者スポーツ大会聴覚障害者バレーボール競技
九州地区予選大会(会場:山鹿市カルチャースポーツセンター第1アリーナ)
・大会運営委員会(午前11時~正午)
・主将監督会議・抽選会(午後3時~4時)
(※今回は、コロナウイルス感染症拡大防止により「開会式」はありません)
2021年5月9日(日)
・第46回バレーボール競技:山鹿市第1アリーナ
・第40回ソフトボール競技:山鹿市第3多目的グラウンド
・第40回ゲートボール競技:植木町荒木観光ホテルコート(熊本市北区植木町)
・第28回ボウリング競技(菊陽ボウリング場(菊池郡菊陽町))
・第15回バトミントン競技(山鹿市第2アリーナ)
・第9回ソフトバレーボール競技(山鹿市第1アリーナ)
・グラウンドゴルフ競技(オープン):植木町荒木観光ホテルコート(熊本市北区植木町)
(お願い)スタッフ募集を行っています。ご協力ください。宜しくお願い致します。
2021.04.06掲載
アイ・ドラゴン4「目で聴くテレビ」の普及にご協力ください(受付中)
熊本の情報提供センター等の全国の聴覚障害者情報提供施設が拡がってきたのを機に発展した認定NPO法人障害者放送通信機構(「目で聴くテレビ」)が設立23年目になりました。「目で聴くテレビ」(年間受信料6,300円)の番組はろう者の手話表現の魅力を生かしたものをはじめ、今までの映像作品がアーカイブされ24時間(見放題)いつでも見られます。また緊急災害時において、「光る警報機」が光で知らせる、地デジでの字幕・手話放送、NHK総合のニュース番組の「ニュース7」(午後7時~7時半)、「ニュースウォッチ9」(午後9時~10時)のリアルタイム手話・字幕放送があります。視聴にあたっては受信機が必要になります。受信機の購入につきましては、日常生活用具として、聴覚障害を持つ方がお住まいの市町村役所の障害福祉課で申請できます。申請ご希望の方は先ず県ろう協に申し込んでください。
①「アイ・ドラゴン4の設置希望者紹介カード」にご記入の上、ろう協までFAXするか、ご持参ください。
※インターネットの接続が必要です(後日、カスタマーセンター及び代理店からご本人に連絡があります)。
※カスタマーセンターとの調整後、代理店から見積書が送られてきます。
②見積書が届きましたら、お住まいの市町村役所の障害福祉課窓口で日常生活用の申請手続きを行ってください。
2021.04.06掲載
水前寺聴障センターで購入できます
齋藤陽道(さいとう・はるみち)
ろうの写真家・齋藤陽道(さいとう・はるみち)
第33回キャノン写真新世紀優秀賞を受賞するなど、若い世代で最も注目される写真家のひとりである
齋藤陽道(さいとう・はるみち)
「宝箱」3,000円+税
「感動」4,000円+税